WENさんのblog

Twitterでは伝えきれないことを書きます。閲覧は自己責任でお願いします。

過去

もし、過去に戻れたら 何度願ったことだろう あの子を失った日? いや、もっと過去へ おそらくあの子に出会う前 あの子と出会わないようにするんだろう 出会わなければ、きっとあの子は死ななかった そう思えてならない 少なくとも「失った」という認識はな…

いつか忘れるとしても

『誰かの笑顔を作りたい』 あの子の夢を覚えている 正直に 真っ直ぐに見たあの子の目 眩しすぎて 『お前はどうしたい?』 そう聞かれている気がして 思わず目を逸らしたことも やりたいことなんてなかった 流されるままに生きてきた なりたいものもなかった …

いつかの明日にやりたいこと

夢を叶えた仲間たちと笑って酒を飲みたい その時は、俺もやりたいことをある程度やって 充実した毎日を送って 思い描いた未来にたどり着いてるといいな まだ顔も知らない 声しか知らないネットだけの付き合いの人 そんな人も 俺より俺の事気にして 心配して …

夢を駆ける

目を覚ますと電車の中だった 見慣れた車内に、自分しか座っていない座席 不自然な状況 ポケットの中に携帯がない 腕時計もしていない 車内アナウンスもなく ただ電車の進む音だけが響いている どこへ向かう電車だろうか 焦りと不安の中、電車は緩やかにブレ…

声が届かない

歌にどれだけの想いを込めても 配信にどれだけの力を入れても 書き込む言葉にどれだけの意味を持たせても 何をどうしたって 本当に届いて欲しい人に届かない 本当に聴いて欲しい人に それはきっと、俺に力がないから 発言力も 発信力も 何もないから とても…

初恋を覚えている

あの気持ちを、まだ覚えている 手を繋いだ時の温度を覚えている 内容のない会話で笑ったあなたの顔を覚えている 夢を嬉しそうに、そして悲しそうに話していた時の顔を覚えている あなたの下手くそな歌が好きだった 怒った顔も 笑った顔も 泣いてる顔も 照れ…

鏡像

壊したい 護りたい 光は残酷 闇は残忍 夜の闇は綺麗で 昼の光は心地いい 全て奪いたい 全て救いたい 絶望を謳え 希望へ導け 解き放て 邪魔をするな 誰だって自分のことしか考えてない 誰だって誰かを想って生きている 正しさなんてつまらない 正しくなくても…

『あなたはおかしい』

そう言われたのは、中学一年の冬だった 小学校からいじめを受けていたある女の子が復讐を決意した日 俺はその子の復讐の機会を奪った いつも通り体育館裏に集まっていたそいつらを 俺は襲撃した 技術室から持ってきた金槌で武装した彼女がそこに来た時には全…

変化なし

人間は万能ではなく 全てを救うことなんてできない 無力さを感じる度 全て壊したくなる こんな気持ちになるから 誰も救わないと決めていたはずなのに 誰よりも押し込めた声を聞いて 黒い壁に黒いスプレーで書かれた『助けて』の文字を 二つ返事で受け入れて…

嫌悪

他人の名前 匿名 他人の顔 仮面を被らなきゃ何にも出来ねぇ腐りきった連中が この世の中には結構居て それを見て見ぬふりするやつも 一緒になって騒いでるやつも 視界に入るその全てを排除したいけど 潰しても潰しても湧いてくるから正直ゴキブリだと思って…

伝えたいことをただ書く

『あのころは良かった』 そんな言葉で飲む酒は 思ったより美味しくなかった 『これからやること』 『これからやりたいこと』 その言葉で飲んだ方が 酒はめちゃくちゃ美味かった 過去は過去 これからの未来 いくらでも変えられるこの先 そっちの方が大事に決…

葬式の形

先日、親戚のおじさんの葬式に行った 2月のまだ冬の冷え込みが残る某日の福島 どうしてこの一族は揃いも揃って寒い時期に亡くなるのか なんて話を車で母としながら葬儀に直行する 鬱と癌 この二つの病気を抱え それでも余命宣告よりは長く生きた 人と話すこ…

唄と歌と詩

唄に生きてきた 唄で生きてきた 喜びのたびに音を作り 悲しみのたびに詞を綴った やがてそれは唄となり響いた 誰の耳にも入らない 独りよがりで 幼い唄 唄は人生 下手なことは知っていた でも上手くなろうとは思わなかった 誰に聴かせる気もなかったから そ…

負けず嫌い

誰にも負けないこと 屈しないこと それが強さ それが全て どんなときでも負けたヤツが悪にされるのだと 弱いヤツは生きていても仕方ないのだと だから誰にも負けたくなかった 得意なことに関しては 負けないように生きてきた けど、ある日気付いた 前提が間…

若さ

いろんなやつが言ってんな 『歳なんか取りたくねぇ』って 『いつまでも若くいてぇ』って 歳とるって、『できない事が増える』ことじゃねぇよ 大切なのは、『魂の状態』 過去の失敗も 今後のリスクすら笑い飛ばしてやれ お前さえ折れなきゃ 出来ねぇことなん…

同志達へ

偶然か 必然か 運命か 同じ時代に生まれ 生きる俺たち 楽しい時間より 楽しくない時間の方が長く、多い そんな人生を共に歩むお前ら同志達 つまらねぇって思うこともあるだろう 辛い、苦しいって思うよな 他人に生き方否定されて 何のために生きてんだろって…

生きるということ、死ぬということ

『死ぬ事が怖くなかった瞬間』なんてなかった いつだって、孤独と戦ってきた 死を考えないなんて日はなかった 20歳になるまで、ずっとそれが着いて来た 20歳を過ぎてから それを考えることが少なくなった そんなことを考えている余裕が無いほど 今を生きるの…

俺の言葉

Twitterでもここでも、言いたいことを言っている 別に『いいことを言っている』つもりはねぇ ただ、言いたいことを言ってるだけ アラサーにもなって青臭いことばかりを言っているだけのクソ野郎だよ わかってんだよ かっこいい見た目で、かっこいいこと言っ…

勘違いしないで欲しい

ちょっと気になることがあって、少し勘違いを生む発言をしたかもしれないので、少しばかり訂正と補足をしようと思う 俺はこれから『諦めない生き方』をしたいと思っている 諦め続きの人生だったから、そろそろ諦めに嫌気がさしたから それは確かだ ただ、『…

どちらがまともか

幼稚園、小学校とずっといじめを受け 中学もずっと陰口言われ続け 高校でもいろいろ言われた 俺は中学三年間科学部で 高校三年間帰宅部だった そんな俺を見て 『陰キャ』 『社会不適合者』 『キモオタ』 言ってくるやつ居たな 覚えてるよ 毎日を適当に生きて…

『反抗声明』

見る前に少し注意点 常日頃からこのことに関してはだいぶ怒っているため、ちょっとやんちゃしてた頃の俺に戻っちゃって、荒いこと言ってるかもしれないです(´◦ω◦`) 妥協? 現状維持? 勝てる戦いしかしない? 戦わなきゃ負けることは無い? そんなことしか…

最後の夢、最後の旅

多くの悲鳴を聞いた 声にならない悲鳴 誰かの心が閉じ込めた それでも微かに漏れ出たその声を聴いていた 誰の心にもあるその悲鳴 聴いて、感じて、理解して そして手を差し伸べて笑顔にすることが、リンと約束した夢だった でも、誰も守れなかった 救えなか…

震災から9年

覚えている 学校でいちばん古い建物だった礼拝堂で被災したことを 覚えている 飛び散ったガラスや盛り上がった地面、歩きにくさを感じるほどに変わっていた通学路 覚えている 3月にもかかわらず雪が降っていたあの日 津波で家族を喪ったあの子は元気だろうか…

限界

朝の出勤 日が登って間もない外気はまだ冷たく まだ開ききらない目を擦りながら地下鉄に乗り 揺られ 乗り換え また揺られること20分 駅を降りて 待ち受けるは上り坂 もはや登山ともいえる出勤路を、今日も走る 体力作りとか いろいろ理由は付けれるけど まぁ…

故郷と祖父と俺

久々の連休で 久々の里帰り 小さなタバコ屋で葉巻を2本買ってから祖父の墓参り 久々に会う『亡くなった祖父』 最近は夢にも出なくなったよな 『当たり前よ、お前さん、いつまでもこっちに残る死人がいるかってんだ』 嗅ぎなれたウィスキーの匂いをさせながら…

7年前は見えていた星も 街の灯りで見えなくなった 10年前はあったはずの繋がりも 夜の闇に消えていった 眠れない夜が増えた 足取りが重くなった 夜の闇が支えを奪っていく そして俺は独りになる そんなことはわかってる 隣に立ってくれた人も 一緒に戦ってく…

暑さと気だるさが起こしに来た 重い頭を上げ感じる 今年も夏が来た リンは夏が好きだった 夏祭り、かき氷、花火、風鈴、蚊取り線香の匂い、夏の大三角、そして誕生日・・・ あいつが好きなものは、全部この季節にある 夏になる度に、今年は織姫と彦星は会え…

葉巻

朝に1本 昼休憩に1本 仕事終わりに1本 当たり前のように吸っているこの葉巻 タバコが合わなくなったからとか 酒に合うからとか 理由はいくらでも付けられるけど 原点は、亡くなった祖父 彼が吸っていたのを覚えていた 祖父はいつも言っていた 「本当にかっこ…

10年前へ

『待ってた』 そして『待たせてごめん』 10年前の俺に、君に 10年越しの答えを出すよ リンは、もういない 知らなくてもいいような、悪意のある言葉で、死を選んでしまった お前は、後悔すると思う 守れなかったと 支えられなかったと 喪った痛みは、幻肢痛の…

10年後に

わかりますか? 14歳の俺です 変わりはないですか? そもそも、生きているかわかりませんね やりたいこと、見つかりました? 俺は今、やりたいことがわかりません リンと一緒に歩いて あの子の夢を叶える それはとりあえずやりたいこと、ですが リンは言うん…