生きるということ、死ぬということ
『死ぬ事が怖くなかった瞬間』なんてなかった
いつだって、孤独と戦ってきた
死を考えないなんて日はなかった
20歳になるまで、ずっとそれが着いて来た
20歳を過ぎてから
それを考えることが少なくなった
そんなことを考えている余裕が無いほど
今を生きるのに精一杯で
一瞬一瞬が大切な時間だ
俺にとっての死は、心臓が止まる事じゃない
『忘れられること』
誰の記憶からも消えて
誰もが俺を忘れた時
本当の死を迎える
誰かが覚えている限り
俺は生き続ける
生きることを諦めようと思ったことがある
19の時
ここまででいいやって思って
終わらせるならここかなって思った
自分で選んだ道を否定され
他人が用意した道を歩かされ
全てがわからなくなって
この道を歩く意味を見いだせなくなって
全部終わりでいいよって
何もできることはないって思った
でも最期くらい、何かしてやろうと考えたんだ
最初に、下手なりにも、歌うことが出来た
遊びも出来た
飯も食えた
そう、最低限、生きるための能力はあったんだよ
『案外、出来ることあるじゃねぇか』って気付いた
頭も悪いし
金もなかったけど
それでも生きるのには困らなかった
自分が折れなきゃ、何度でもなるんだよ
だから、全部出来なくなるまで生きようと思った
一回しかこの人生はないんだ
そう思って生きると決めたあの日
そこから、約6年経って振り返って見れば
最高な仲間たちと
最高な形で出逢えた
死にたくねぇなって思えるくらいには
今俺は幸せだよ