WENさんのblog

Twitterでは伝えきれないことを書きます。閲覧は自己責任でお願いします。

唄と歌と詩

 

唄に生きてきた

唄で生きてきた

喜びのたびに音を作り

悲しみのたびに詞を綴った

やがてそれは唄となり響いた

誰の耳にも入らない

独りよがりで

幼い唄

唄は人生

 

下手なことは知っていた

でも上手くなろうとは思わなかった

誰に聴かせる気もなかったから

それでも

自分のためだけに歌った

それだけを突き通してきた

歌っている時だけ、生きている実感があった

歌っている時だけ、この世に存在していると感じられた

歌は存在

 

詩だけが唯一自分の気持ちを伝える手段だった

気持ちを

本当の感情を

表に出せるたった一つの方法だったんだ

詩は感情

 

唄に生き

歌に溺れ

詩に死ぬ

誰に何言われようが

誰に笑われようが

そんなことは関係ない

音で暴れろ

音を楽しめ