夜
7年前は見えていた星も
街の灯りで見えなくなった
10年前はあったはずの繋がりも
夜の闇に消えていった
眠れない夜が増えた
足取りが重くなった
夜の闇が支えを奪っていく
そして俺は独りになる
そんなことはわかってる
隣に立ってくれた人も
一緒に戦ってくれた仲間も
いつしか居なくなり
独りになる時が必ず来る
わかっているからこそ
それまでの出会いも
別れも
俺にとっては、大切なんだ
いつか、掲げた正義も
虚勢で出来た騎士の鎧もなくなり
本当に独りになった時
その出会いと別れが
俺を夜の闇から守ってくれるから
戦う力になるから
だから何も怖くない
はずなのに、やっぱり、怖いんだな、まだ俺は